オルグシンテズ、過酸化水素工場を新設

露オルグシンテズ・グループの化学企業キムプロム(KhimProm)がチュヴァシ共和国にあるノヴォチェボクサルスク拠点に、過酸化水素工場を新設する。年産能力は5万トンで、投資額は約56億ルーブル(8,150万ユーロ)。今月中に着工し、2022年に完成する予定だ。

スウェーデンのケマトゥア(Chematur)・エンジニアリングから製造技術のライセンス供与を受け、主要設備を調達する。これに向け、先月にはプロジェクトを運営する子会社ヴォルジスカヤ・ペレキスが同社と契約を結んだ。

オルグシンテズ・グループはロシアの富豪ヴェクセリベルグ氏が率いる投資会社レノヴァの傘下にある。ノヴォチェボクサルスクにあるキムプロムとペルカルボナート(Perkarbonat)を統括し、有機塩化物、有機リン化合物、有機ケイ素化合物、過酸化水素などを製造する。

ケマトゥア・エンジニアリングは、昨年夏に中国の万華化学が9億2,500万元(1億3,440万ドル)で買収した。(1RUB=1.79JPY)

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