3Dプリンター向け金属材料の世界大手GKNアディティブのグループ企業GKNパウダー・メタラジーは1月21日、子会社で樹脂3Dプリンター成型サービスを提供するフォアキャスト3Dが、米特殊化学品メーカーのルブリゾールと提携すると発表した。ルブリゾールの熱可塑性ポリウレタン(TPU)と、フォアキャスト3Dの高度な成型機能を組み合わせ、TPUを使う3Dプリントソリューションを開発する。これにより3Dプリンターの一層の産業導入と市場拡大を図る。
ルブリゾールのTPU「ESTANE
3D
TPU
M95A」は、米HPから3Dプリンター「HP
Jet
Fusion
3D
4200」向けの樹脂粉末として唯一認定されている。「伸び」の良さと高い引っ張り強度を持つ冷間成形ができる。2社は提携を通じ、TPU粉末の需要拡大に向けて3Dプリンティングのソリューション(アプリケーション)を開発していく。