クロアチア車部品大手ADプラスチック、総額3180万ユーロを受注

クロアチアの自動車部品大手ADプラスチックは1月29日、ロシアのルノー日産アフトワズ連合及び仏PSAグループと、総額3,180万ユーロの部品供給契約を結んだと発表した。受注額はルノー日産アフトワズ連合が2,240万ユーロ、PSAが940万ユーロに上る。

ロシアでは、アフトワズの本拠トリヤッチに近いヴィンタイ工場で、来年第2四半期からアフトワズの新型ラーダ「グランタ」向けにショックアブソーバーと外装部品を、同第3四半期からルノー「ロガン」、「サンデロ」向けにグリル一体型フロントバンパーを生産する。「グランタ」部品の契約規模は1,520万ユーロ、「ロガン」と「サンデロ」が720万ユーロ。契約期間はいずれも8年だ。

PSA向けには、来年第4四半期からセルビア・ムラデノヴァツ工場でオペル「アストラ」向けにドア窓のガラスランチャンネルを製造する。契約期間は8年で受注規模は580万ユーロ。

また、クロアチア・ソリン本社工場では来年末から2年間、フィアット「デュカート」とオペル「ヴィヴァ―ラ」の外装部品を生産する。受注額は220万ユーロだ。

同工場ではさらに来年第1四半期から7年間、プジョー「308」とオペル「アストラ」のエア・エキストラクタ(ドア開閉時に車内の空気を抜くための穴)を製造する。受注額は140万ユーロとなっている。

上部へスクロール