ポーランド家電最大手のアミカ(Amica)が、欧州の業界で3位内への躍進を目指す。ストビンスキー取締役がこのほど明らかにしたもので、2023年までに2億5,000万ズロチ(約5,900万ユーロ)を投じて業務のデジタル化・自動化を進め、事業成長のけん引力とする計画だ。
アミカは23年に向けた事業成長戦略で売上高50億ズロチ(11億7,000万ユーロ)の達成を目指している。デジタル化の対象はマーケティング、データ管理、経理、販売、顧客サービスなどのほか、製造部門では西部のヴロンキにあるオーブン工場のロボット導入や一部工程の自動化などを進める。
アミカはポーランドで市場シェア18%の最大手。ブランドは中・西欧向けの「アミカ」のほか、「ハンザ」(東欧)、「グラム」(北欧)、「CDA」(英国)、「ファゴール」(スペイン)を展開する。2018年の売上高は前年比10%増の29億2,700万ズロチ(6億8,000万ユーロ)だった。(1PLN=27.97JPY)