西村あさひ法律事務所はこのほど、ドイツに事業拠点を開設すると発表した。欧州に拠点を設けるのは初めて。欧州関連の業務需要が増加していることを受けた措置で、5~6月をめどにフランクフルトとデュッセルドルフにそれぞれ事務所を開く。
西村あさひは日本から欧州へのアウトバウンドM&A(企業の合併・買収)をはじめ、日欧にまたがる各種の取引や紛争について、欧州の法律事務所と緊密に協働して長年、サービスを提供してきた。現地事務所を開設することで今後は、欧州連合(EU)一般データ保護規則(GDPR)対応、欧州企業買収、M&A成立後の統合プロセス(PMI)、欧州各国での規制対応などについて、東京やアジア、北米の拠点と連携し、シームレスなリーガルサービスを提供していく。