ロシアの食品輸入、中国産をトルコで代替

ロシアが中国からの食料品輸入をトルコまたはモロッコからの輸入で代替するもようだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた措置で、輸入量が最も多い野菜、果物、水産加工品が対象となる。ロシア食品製造・流通業者協会のドミトリー・ボストリコフ会長の話として、国営タス通信が5日伝えた。

新型ウイルスをめぐっては、すでに多くの国が感染拡大を防ぐ目的で中国からの輸入停止措置に踏み切っている。ロシアでも食品小売り大手マグニトが同国からの青果物の輸入を停止している。

ボストリコフ会長によると、2019年1月-11月の中国からの野菜輸入量は45万3,000トンで、輸入額は3億7,000万ドルに上る。輸入量2位はイスラエルの13万9,000トン(1億3,500万ドル)で、トルコは3位(13万6,000トン、1億4,800万ドル)に付ける。同会長は、中国からの輸入を停止した分はトルコなどからの調達で補えると述べた。

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