ハンガリー中央統計局が12日発表した2019年12月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で1.2%減少した。同業生産高のマイナスは6カ月ぶり。前月は3.4%増加していた。主要産業の自動車の減速が大きな足かせとなっている。
分野別でみると、構成比で94%を占める製造業が前月の4.2%増から1.4%の減少に転じた。鉱山・採石業は4.8%、エネルギー業は0.9%減少した。
製造業では同業生産高の25%を占める「輸送機械(自動車含む)」が10.4%と大幅に低下したほか、「ベースメタル・金属加工品」が前月の1.9%減から10.2%減へ一段と後退。「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」(1.9%減)と「機械・設備」(7.1%減)は前月のプラスからマイナスに転じた。「食品・飲料・たばこ」は3.3%増、「コンピューター・電子・光学機器」は1.4%増加した。