フォードのルーマニア工場、生産が過去最高となる見通し

米自動車大手フォードは11日、今年のルーマニアでの1日当たり生産量が過去最高となる見通しであることを明らかにした。コンパクトSUV「ピューマ」(Puma)と「エコスポーツ」の生産数が日産1,000台を上回るほか、エンジンも日産1,700基に達する見込み。

ルーマニア南部のクラヨバにある同社工場は昨年10月にピューマの生産を開始し、欧州諸国に出荷している。欧州ではSUVの需要が伸びており、2019年の登録台数は590万台と前年から10%増加した。同工場では今年半ばまでにピューマのオーストラリアへの輸出を開始する予定。

フォードは2008年にルーマニアへ進出し、これまで15億ユーロを投資してきた。クラヨバ工場の従業員数は6,300人。ピューマの生産開始に合わせ、初めて3シフト制を導入した。

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