独シーメンス、ベラルーシのガス火力発電所にガスタービン供給

独電機大手シーメンスはこのほど、ベラルーシのエネルギー企業ミンスクエネルゴから、新設するガス火力発電所の設備を受注したと発表した。ロシア子会社を通じてガスタービン「SGT-800」6基と複数の発電機などを供給する。受注額は明らかにされていない。新発電所の出力は300メガワットで、2021年末に完成の予定。

ベラルーシは現在、原子力発電所を建設中で、同原発の送電網への接続にあたり既存の発電所の予備電源を確保するための設備導入を進めている。昨年末にはシーメンスのスウェーデン子会社SITが同国のエネルギー企業ビテフスクエネルゴから同様の設備を受注している。

ベラルーシ北西部のアストロベツで建設が進められている原子力発電所の1号機は年内に稼働を開始し、来年には2号機の運用が開始される予定。両原子炉はロシア型加圧水型炉の「VVER-1200」で、発電容量は1,200メガワット。

上部へスクロール