新型コロナの検査キット、ロシアがイラン・北朝鮮などに寄付

新型コロナウイルスの感染が世界的に急拡大する中、ロシアがウズベキスタン、アゼルバイジャンなど独立国家共同体(CIS)加盟国をはじめ、イラン、北朝鮮、モンゴルなど友好国に同ウイルスの検査キットを合計800セット寄付した。ロシア消費者保護監視サービスが12日明らかにしたもので、8万回分の検査が可能だ。

ロシアではノボシビルスクの国立ウイルス学・バイオテクノロジー研究センターが検査キットを開発している。ベラルーシ、アルメニアなど10カ国にはすでに検査キットを送付していた。イランでは9,000人超が感染し350人超の死者を出していることから、今回500セットを送付した。

現地メディアの報道によると、12日までの国内感染者数は28人と少ない。ただ、国内の今後の需要拡大に備えるため、政府は今月初め、医療用マスクや換気装置、防護服の輸出禁止を決めた。

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