EU新車販売、2月は7.4%減少 1/2

欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)の2020年2月の新車販売(登録)は、95万7,052台となり、前年同月に比べ比7.4%減少した。EUの複数の国で税制改正により2019年12月までに駆け込み需要があった反動があるほか、世界的な経済状況の悪化、消費者信頼感の不安定化なども販売減少に影響した。1~2月の累計は前年同期比7.4%減の191万3,931台だった。

主要4カ国の2月の新車登録は、ドイツ(10.8%減)の減少幅が最も大きかった。イタリア(8.8%減)、スペイン(6.0%減)、フランス(2.7%減)も前年同月を下回った。

ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月に比べ5.3%減少した。2位のPSAグループは8.9%減、3位のルノーも14.3%減少した。

日本勢は、トヨタ・グループ(11.5%増)が2ケタ増と好調だった。マツダ(30.2%減)、ホンダ(29.5%減)は大幅な2ケタ減、日産(6.6%減)、三菱自(3.4%減)も前年同月を下回った。

EU26カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスおよび英国を加えた欧州30カ国の2月の新車登録は、前年同月比7.2%減の106万6,794台だった。英国は前年同月比2.9%減の7万9,594台だった。

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