独自動車部品大手のコンチネンタルは11日、農業機械用タイヤの空気圧を最適化するアプリケーションソフト「アグリカルチャー・タイヤテック」を開発したと発表した。農機の重量に応じて適切な空気圧とすることで、畑の踏み固めやタイヤの摩耗を防いだり、燃費の改善を実現する。
豪雨や雪融け後の畑は湿り気が多く、空気圧の高いタイヤは土壌を痛める原因となるほか、タイヤ自体の損傷も招く。同アプリはコンチネンタル製タイヤのビッグデータを活用してタイヤの特性と車両の重量などを踏まえて最適なタイヤ圧を計算する。例えば空気圧を適切に下げた場合、タイヤの接地面積が広くなり土壌への負荷を分散できるほか、グリップが効くことで作業効率が向上する。