独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは10日、中国の電気モーターメーカー、臥龍電気駆動集団(Wolong
Electric
Group)と合弁会社の設立に関する契約を正式に締結したと発表した。両社は昨年11月に同計画について合意していた。新合弁会社の出資比率はZFが26%とする。中国市場だけでなく、世界市場で事業を展開していく。
新合弁会社ウーロンZFオートモーティブEモーターズは、中国の瀋陽市の工場で、電気モーターや電気モーター部品を開発・生産する。2021年に量産を開始する計画で、ZFのハイブリッドシステムにも部品を供給する。持続可能なエネルギー源を使用した自動車向けの電気モーターで世界を主導するメーカーとなることを目指しており、欧州連合(EU)や北米にも拠点を設ける予定。開発・生産に携わる従業員数は2025年までに約2,000人になると見込んでいる。