仏PSAと三菱自動車がロシア・カルーガ州で合弁運営するPSMAルスが、PSAの3ブランドの乗用車生産を4月1日から一時停止する。新型肺炎(COVIT-19)の影響で、部品調達が難しくなっているためだ。
カルーガ州のウラディスラフ・シャプシャ知事によると、欧州から調達する部品が不足している。このため、プジョー、シトロエン、オペルの3ブランドの乗用車生産を1日から5日間停止する。6日から10日までは従業員休暇のため、工場の操業を全面停止するという。
PSAは以前、1日から3日まで生産を休むと発表していた。「ロシアを含め、世界中で新型コロナウイルスをめぐる状況が悪化し、欧州における主要メーカーの工場休業、世界からの部品供給のストップを招いている。これらの事実を考慮し、従業員の健康を守るためにも、ロシア政府の推奨する管理対策に沿って休止を決定した」と説明し、必要であれば計画を再検討すると予告していた。