欧州自動車工業会(ACEA)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた自動車工場の生産休止による生産台数の減少が146万5,415台となり、1週間前の120万台から拡大した発表した。同統計には、乗用車、トラック、バン、バスが含まれている。
生産休止により影響を受ける従業員数も113万8,536人(1週間前は111万107人)に拡大した。これは、自動車メーカーの直接雇用の人数であり、サプライヤーも含めると影響を受けている人の数は大幅に増える。
ACEAは、今後さらに生産を休止する工場が増加したり、休止期間の延長があれば、影響はさらに大きくなると警告している。ACEAによると、欧州連合(EU)域内における生産休止期間の平均は現在、18日となっている。