自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は8日、現在停止している生産活動を一部の工場で20日から段階的に再開することを明らかにした。大部分の工場と管理部門では操業短縮期間を延長する。
同社は3月中旬、欧州の生産と管理部門の大半を対象に2週間の操業短縮を行うことを決めた。操短はその後2週間(4~17日)延長。今回さらに2週間延ばし、30日までとすることを決定した。最低限必要な機能や戦略的に重要なプロジェクトは操短の対象となっていない。
20日から生産を再開するのはドイツの乗用車用パワートレイン工場、ジンデルフィンゲンとブレーメンの乗用車工場、バン工場、トラック・バス工場。差し当たり1日1シフト体制で操業を行う。生産再開に向けては衛生措置や清掃基準、職場での行動規則などを従業員の代表である事業所委員会との間で取り決めた。