チェコとスロバキアの投資会社、地元医療機関に対コロナ物資を寄付

チェコとスロバキアの資産家らが運営する投資会社が、両国の新型コロナ感染対応を支援している。現地メディアによると、PPF、EPH、J&T、ペンタなどが医療施設にマスクやウイルス感染検査キットなどを寄付している。

チェコを本拠地として世界的に投資活動するPPFは、現地医療機関に感染症対策用マスク(N95)63万6,000枚超、手術用マスク510万枚、感染検査セット3万組を寄付した。総額1億500万コルナ(約360万ユーロ)に上る。

エネルギー分野の投資に注力するチェコのEPHとスロバキア投資業界大手J&Tは、共同で2億1,500万コルナ(800万ユーロ)相当の支援を両国に提供する。すでにN95マスクを80万枚、外科用マスク150万枚、感染防護服3万着、保護メガネ2万5,000個、検査セット5万組を送付済みだ。

スロバキアで病院を独自に運営するほか、薬局チェーン「ドクターマックス」や医療保険会社のドーヴェラに出資しているペンタは、1,500万ユーロ相当の物資支援を行う。保護マスク約600万枚など500万ユーロ相当をすでに提供している。

(1CZK=4.31JPY)

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