堀場製作所は4日、ドイツの3Dマッピング・ソリューソンズと戦略提携したと発表した。両社のノウハウを持ち寄り、未来志向の製品やアプリケーションの開発で協力する。具体的には、現実世界から仮想世界へのデータ転送に関する最新アプリケーションの開発や、シナリオベースの試験、ViL(Vehicle-in-the-Loop)システムに関するサービスの開発で協力する。
3Dマッピング・ソリューソンズは、ドイツ南部のホルツキルヒェンに本社を置く。同社は例えば、ウルトラ高精度地図(HDマップ)向けなど、道路の高精度データの収集を得意とする。
今回の戦略提携では、第1段階として、特に、現実世界から仮想世界へのデータ転送に関する最新製品やアプリケーションの共同開発に重点を置く。第2段階では、シナリオベースの試験や、現実世界の車両と仮想世界をつなぐViL(Vehicle-in-the-Loop)技術を使用したサービスの共同開発を計画している。共同開発する製品やアプリケーションにより、両社は運転支援システムや自動運転の試験に必要なシミュレーションの設計が可能になる。