オーストリアに本拠を置く投資会社メザニン・マネジメントは12日、傘下のAMCキャピタルIVファンドの保有するクロアチアの医薬品開発業務受託機関(CRO)オプティマファームの株式を米投資会社ロハティン・グループに売却したと発表した。取引金額などの詳細は明らかにされていない。
オプティマファームは2006年、ザグレブで設立された。欧州のほぼ全域でバイオテック、製薬、医療機器企業に臨床試験のマネジメントサービスを提供している。
メザニン・マネジメントは2018年10月、オプティマファームに1,000万ユーロのメザニン(投資リスクが高い劣後債などの資金)融資を実施するとともに、少数株を取得した。この資金でオプティマファームは自力成長を図ったほか、チェコ、スイス、オーストリアで企業を買収して事業を拡大。支社の数を当時の10社から15社に増やした。