ビオンテック/ファイザー連合、コロナワクチン6億本を米政府から受注

独バイオ大手ビオンテックと米製薬大手ファイザーは22日、両社が開発中の新型コロナウイルス用ワクチンを米国政府に納入する契約を締結したと発表した。最大6億本を供給する。両社は英政府から3,000万本の受注を獲得したことを20日に公表したばかり。ビオンテックのウグル・シャヒン社長は、他の多くの国とも供給に向けて交渉していると述べ、これらの国と近日中に契約にこぎつける見通しを明らかにした。

両社が開発中のワクチン「BNT162」が米食品医薬品局(FDA)の承認を得た場合、まず1億本を米政府に供給する。取引価格は19億5,000万ドル。同政府はさらに5億本を追加購入する権利を持つ。

BNT162は先ごろ、FDAから優先承認審査制度の適用を受けた。7月中にもフェーズ2b/3の臨床試験が始まる見通しで、両社は10月にも承認を申請できるとみている。

上部へスクロール