ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は4日、同国の2020年5月の新車(乗用車・小型商用車)販売が6万3,033台となり、前年同月に比べて51.8%減少したと発表した。1~5月の累計では、前年同期比25.7%減の47万8,135台だった。
自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は5月の大幅な減少について、「(新型コロナウイルスの影響により)モスクワやサンクトペテルブルクのショールームのほか、ほとんどの地域のディーラーが引き続き、月全体に渡り閉店していたため、驚きはない」とコメント。ただ同国の大部分における最近の規制緩和により、6月は僅かに状況の改善が見られると説明した。また、政府による支援策が今年後半の緩やかな市場回復に寄与するだろうとの見解を示している。