ハンガリー、自動車走行試験場「ザラゾーン」の整備順調

ハンガリーのパルコヴィチ革新相は5月26日、ザラエゲルセグの自動車走行試験場「ザラゾーン」の整備が順調に進んでいることを明らかにした。新型コロナウイルス流行の影響はなく、第2期整備が予定通り進捗しているほか、最終段階の第3期整備の準備も整っている。第3期整備計画については、利用者の要請と研究者の意見を踏まえて詳細を調整した。

ザラゾーンはハンガリーを自動車の生産地としてだけではなく、開発事業の立地として発展させる政策に基づき、政府が中心に進めているプロジェクトだ。全面稼働後には自動運転やコネクテッドカー(つながる車)、大型トラックを含む電気自動車(EV)の東欧試験センターとして機能することが期待される。

ザラエゲルセグは首都ブダペストの南西182キロメートルに位置する。ザラゾーンの敷地面積は265ヘクタールで、2017年5月に着工した。来年の完工を予定する。投資額は450億フォリント(1億2,800万ユーロ)に上る。(1HUF=0.35JPY)

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