独自動車大手のダイムラーは8月28日、傘下のメルセデスベンツがこのほど、アマゾンから電気自動車(EV)1,800台超を受注したと発表した。また、メルセデスベンツは、アマゾンと国連気候変動枠組み条約のクリスティアナ・フィゲレス前事務局長による組織「グローバル・オプティミズム」が共同で立ち上げたイニシアチブ「クライメート・プレッジ」に加盟した。
受注したEVは、中型バン「eヴィトー」約600台と大型バン「eスプリンター」1,200台超の2モデルで、年内に出荷を開始する予定。アマゾンはこれらのEVを欧州地域に投入する。
クライメート・プレッジは、パリ協定の目標である2050年よりも10年早い2040年までに炭素ゼロ(二酸化炭素排出量の実質ゼロ化)を達成する目標を掲げている。同イニシアチブに加盟する企業は、温室効果ガス排出量の定期的な計測や報告などが義務付けられる。