ソラリス、燃料電池バスの試験走行進む

スペインの鉄道車両大手CAFのバス製造子会社であるポーランドのソラリスが、欧州の都市で燃料電池バス「ウルビーノ12」の試験走行を進めている。イタリア、オランダ、ドイツに続き、今月はオーストリアの首都ウィーンで1週間運行した。環境意識の高まりを追い風に、ゼロエミッション車の拡販に力が入る。

ソラリスは昨年「ウルビーノ12」を発表した。同社によると燃料電池の出力は70キロワット。燃料となる水素のタンクは屋根の上にあり、1,560リットルの容量がある。航続距離は350~400キロメートルに上る。

ソラリスはこれまでに伊ボルツァーノ、独ケルン、ヴッパータールの各公共交通事業者と、オランダのコネクション社から合計57台を受注した。イタリアとドイツには年内に納入を開始する。

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