FCAとPSA、統合後の社名は「ステランティス」

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏グループPSAは15日、経営統合で誕生する新会社の社名が「ステランティス」に決まったと発表した。この名称はラテン語の「星で輝く」を意味する「ステロ」に由来するという。

両社は2019年12月、経営統合することで正式合意した。誕生する新会社は独フォルクスワーゲン、日産・仏ルノー・三菱自連合、トヨタに次ぐ世界4位の自動車グループとなる。21年3月末までの統合手続き完了を目指している。

統合計画は米国、日本、中国などが承認済みだが、EUの欧州委員会は6月から本格的な調査を開始しており、10月22日までに結論を出すことになっている。このほか、両社の株主総会での承認も必要となる。

新会社はステランティスとなるが、「フィアット」「クライスラー」「プジョー」「ジープ」など両社の自動車のブランド名は維持する。

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