ベルリン州政府は9月30日、オフィスと管理棟でマスク着用を義務化すると発表した。新型コロナウイルスの感染者数が州内で増加していることに対応。国(連邦)と国内16州が前日に取り決めたよりも厳しい感染防止策を10月3日(土)から実施する。
オフィスなどで働く人と訪問者は◇特定の場所(デスクなど)にとどまる◇社会的距離を保てる――場合を除き、マスクなどで口と鼻を覆うことを義務付けられる。また、エレベーターを利用する際はオフィスなどに限らず着用しなければならない。
同州の人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数は30日に30.2人となり、州政府が独自に定める警戒水準に達した。ブランデンブルク門や国会議事堂がある中央地区(ミッテ)は51.3人で、国が危険地域と定める50人を突破。ノイケルン地区(48.8人)とフリードリヒスハイン・クロイツベルク地区(48.2人)も際どい水準にある。