独自動車部品大手のマーレは9月24日、事業再建に向けた具体的な計画を発表した。ドイツの2工場を閉鎖するほか、その他のドイツおよび欧州の拠点で人員削減を実施する。今後、対象となる各拠点の従業員側の代表と詳細について協議していく。
閉鎖するのは、バーデン・ヴュルテンベルク州のガイルドルフ工場とザクセン州のフライベルク工場の2カ所。人員削減は、ドイツでは、シュツットガルトの本社のほか、ミュールアッカー/ファイインゲン、ノイシュタット、ロットヴァイル、オーストリアではザンクト・ミヒャエルの拠点が対象となる。
マーレは9月16日、世界全体で従業員7,600人を削減する計画を発表していた。これにより、今後の競争力を堅持するための技術転換への投資を確保するとともに、新型コロナウイルスの影響による急激な市場環境の悪化や需要低迷に対応する。