ダイムラー・トラックスとウェイモ、自動運転で戦略提携

独自動車大手のダイムラーは10月27日、傘下のダイムラー・トラックスと米グーグル系の自動運転システム開発会社ウェイモが米国自動車技術会（SAE）の定義で「レベル4」の自動運転技術の開発で戦略提携すると発表した。第1弾として、ダイムラー傘下のブランドであるフレイトライナーの大型トラック「カスケディア」にウェイモの自動運転システムを搭載する。

ウェイモの自動運転技術を搭載した「カスケディア」は数年以内にも米国市場に投入する計画。両社は今後さらに、同様の取り組みを他の市場やブランドにも広げて行くかを検討していく。

ウェイモの自動運転システムは米国の25都市の公共道路で2,000マイル（約3,200キロメートル）、シミュレーションでは1,500マイル（約2,400キロメートル）の走行実績がある。ダイムラー・トラックスは大型トラックの開発に関するノウハウを今回の戦略提携に生かしていく。