ドイツ連邦統計局が14日発表した11月の卸売物価指数指数(暫定値)は前年同月比1.7%減となり、10カ月連続で下落した。新型コロナ危機に伴い石油製品が18.1%低下したことが最大の押し下げ要因。このほかペット・家畜(-22.9%)、電算機器・周辺機器・ソフトウエア(-3.7%)、鉄・鉄鋼(半製品を含む、-1.6%)も前年同月を下回った。
古材・残材(+7.5%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(+5.2%)、果物・野菜・じゃがいも(+2.0%)は上げ幅が大きかった。
卸売物価指数は前月比では0.1%増となり、4カ月ぶりに上昇した。
統計局は今回、10月の卸売物価を前月比プラス0.2%からマイナス0.2%へと下方修正した。