オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは10日、三菱自動車のSUV「エクリプス・クロス」の新モデルのインフォテインメントシステムにナビゲーション機能を提供すると発表した。地図データ、コネクテッド・ナビゲーション、リアルタイムの交通情報などに加え、英新興企業what3wordsの位置情報システムを導入し、オフラインでも目的地の位置を特定できるようにした。
what3wordsのシステムは、地図を3平方メートルの正方形で区切り、各正方形を3つの言葉で定義する仕組み。例として、シカゴにあるヒアのオフィスの住所は「///memory.traps.lease」となる。「エクリプス・クロス」は組み込み型の地図機能を搭載しており、同機能とwhat3wordsのシステムを組み合わせることで、外部との接続が無くても位置情報を取得できるようにした。
トムトムのサービスと連動したインフォテインメントシステムは、「アウトランダー」、「RVR(アウトランダースポーツ/ASX)」、「パジェロスポーツ」の各SUVの新モデルにも搭載される。