独自動車部品大手のヘラーは20日、車両後部(リア)のコンビネーションランプを可能にする新技術のコンセプト「HELLA FlatLight」を発表した。機能性とデザイン性を兼ね備えており、自動車メーカーにとっては新しいデザインの可能性が広がるとしている。ヘラーは現在、当該コンセプトについて顧客と協議を進めており、今後3年以内に市場投入することを計画している。
「HELLA FlatLight」は、マイクロオプティクスを基盤にしたコンセプトで、大きさが数マイクロメートルと塩粒よりも小さな光学レンズを使用している。他の技術と比べてエネルギー消費が少ない利点もあり、テールライト機能に必要なエネルギーは僅か1ワット。また、方向指示器、ブレーキランプ、テールライトの機能を1つの光学素子に実装することができる。さらに、複数の色の組み合わせも1つの素子で可能という。