独コンチネンタル、HL規格のタイヤ生産

独自動車部品大手のコンチネンタルは21日、タイヤの最大負荷能力を示す荷重指数(LI:ロードインデックス)が「HL」の乗用車用タイヤを生産すると発表した。従来の「XL」規格のタイヤと同じ空気圧で比較した場合、HLタイヤの方が負荷能力が高い特徴がある。

電気駆動やハイブリッド駆動の高性能な乗用車やSUVは、従来の車両に比べて重量が重いうえ、タイヤの大幅な大型化も困難であることから、同社では自動車メーカーで新しいHL規格のタイヤの需要が伸びると予想している。

コンチネンタルによると、HL規格の表記は例えば、「HL 245/40 R 19 101 Y XL」となる。このHLタイヤの負荷能力(LI 101)は825キログラムで、XL規格の750キログラム(LI 98)に比べ10%高い。また、このサイズのSL規格の乗用車用タイヤでは、負荷能力(LI 94)が最大670キログラムで、HLタイヤの負荷能力はSLタイヤを約25%上回る。

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