ポーランドのバス製造大手ソラリスが8月初め、ワルシャワ市営交通局(MZA)と圧縮天然ガス(CNG)駆動バス70台の受注契約を交わした。MZAからはすでに電気バスを合計150台受注しているが、CNGバスの受注は初めて。契約額は約1億1,600万ズロチ(2,640万ユーロ)。来年4月から納車を開始し、年央に完了する計画だ。
受注の内訳は全長12メートルの「ウルビーノ(Urbino)12」(収容人数90人、タンク容量1,500リットル超)が40台、同18メートルの連接式 「ウルビーノ18」(同130人、同1,700リットル)が30台となる。飲酒運転防止のためのアルコール・インターロック装置、運転席の仕切り、車内デジタル情報表示、ビデオ監視システム、電子機器充電用UBSポートなどを装備する。
MZAは排出量の大幅削減のため保有車両の刷新に取り組んでいる。2022年末までに電気バスを現在の91台から180台、CNGバスを145台から305台に増やす計画だ。これによりワルシャワ市内の平日バス交通の約半分をゼロもしくは低排出車両が担うことになる。(1PLN=28.69JPY)