オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロルは18日、料理宅配サービスを手がけるフードパンダと提携すると発表した。ガソリンスタンドで扱う商品をフードパンダを通じて販売する。
この夏に試験導入したクルジュ・ナポカのほか、ヤシ、ティミショアラ、ブラショフ、コンスタンツァ、ブカレスト、トゥルグ・ムレシュ、プロイエシュティ、ガラツ、シビウの全10都市でサービスを提供する。
併設するインビス「VIVA」で販売するサンドイッチ、サラダ、焼菓子、スナックのほか、電子機器の付属品などを宅配する。OMVのガソリンスタンドがフードパンダのアプリを経由して注文を受けて準備し、フードパンダの運転手が顧客に商品を届ける。
OMVペトロルは南東欧最大の石油会社で、2019年の生産量は5,540石油換算バレル(boe)に上った。年間製油能力は450万トン。ルーマニアおよび近隣諸国で「OMV」及び「ペトロム」ブランドのガスリンスタンドを8,000軒運営している。
フードパンダは独デリバリー・ヒーローの子会社で、ルーマニアでは32都市、4,100店舗強と契約している。