トルコの軍用電子機器大手、太陽発電インバーター国産化へ

トルコの軍用電子機器大手アセルサン(Aselsan)が、太陽光発電用インバーターの国産化に向け開発を進めている。輸入依存からの脱却が目的。同国ではインバーターを使用する太陽光発電設備の導入が拡大している一方、過去5年間のインバーターの輸入額は2億5,000万ドルに上る。

トルコの再生可能エネルギーの発電容量は2014年に初めて太陽光発電施設が導入されて以来、増え続けている。最新の統計によると、2019年までの年間の増加率は平均11%で、他の燃料による発電容量の年率7%を大幅に上回る。増加幅は世界全体で9位、欧州では3位となっている。

アセルサンは250キロワットのインバーター製品の投入により、急速に成長している太陽光エネルギー関連市場でのシェアを伸ばす方針だ。同製品は最大1,500ボルトの直流に対応可能で、エネルギーの利用効率が向上する。

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