ポーランドのバス製造大手ソラリスはこのほど、ドイツ南西部フライブルク市周辺の公共交通を担うフライブルク交通公社(VAG)と電気バスの供給契約を結んだ。全長12メートルの「ウルビーノ12エレクトリック」5台(座席数34)と、全長18メートルの連結バス「ウルビーノ18」10台(座席数46)を納入する。取引額は非公表。
どちらのモデルも出力125キロワットのモーター2基を搭載する。バッテリー容量は、ウルビーノ18が180キロワット時、ウルビーノ12エレクトリックは150キロワット時。パンタグラフによる急速充電のほか、プラグインによる通常充電が行える。車内には乗客向けのUSBポートを備えている。
ソラリスは2016年にフライブルク市に対し初めて車両を納入した。ドイツ全体ではこれまでに230両の電動バスの納入実績がある。直近ではヴュルツブルクとオッフェンバッハ両市で同社の車両の導入が決定された。