新型コロナウイルスの流行は、これまでのところ、ロボティクス業界にとっては追い風となっている。基本サービスの自動化需要が拡大しているためだ。ブルガリアでも過去数カ月に食事デリバリー、外科手術サポート、空気清浄、医療技術輸送などの技術が実用化された。
業界の業績を内外に示す場として、同国のロボティクス・オートメーション業者協会(PARA)は今月22日に第2回ロボティクス戦略フォーラム(RSF)を開催する。中東欧市場における実例紹介や技術の実演を行う計画だ。ソフィア・テックパークでの見本市と、主な業界専門家が参加するオンライン討論会を同時開催する。参加するには専用サイト(https://www.robostrategy2020.para.expert/)でオンライン登録する。参加費は無料だ。
今年のRSFでは、◇オートメーション化におけるブルガリアの立ち位置(ルーマニア、セルビアとの比較)◇「スマート・ファクトリー」に導入されている技術◇新通信規格(5G・Wi-Fi6)導入による既存事業モデルの破壊(ディスラプション)◇製造業における研究開発(R&D)センターの役割――などが主なテーマとなる。