カザフ外相がスロバキアとハンガリーを公式訪問、民間協力拡大に向け

カザフスタンのトレウベルディ外相はこのほど、スロバキアおよびハンガリーを公式訪問し、民間レベルの協力拡大への強い意向を相互確認した。同訪問にはカザフスタン外務省の投資委員会、大使館代表、投資促進機関カザフ・インベストが同行し、関係国の企業を交えた投資誘致説明会を開いた。

カザフ・インベストによると、カザフスタンは外国直接投資(FDI)が有望な分野として機械製造、軍需産業、インフラ開発、アグリビジネス(農業関連産業)、製薬、先進デジタル技術を売り込んだ。また、デジタル技術を駆使して製造業を高度化するインダストリー4.0の導入で将来的に協力する可能性があることを確認した。

ハンガリーでは照明装置大手タングスグラムがカザフスタンでのLED街灯生産に関心を示した。同社はまた、第5世代移動通信(5G)技術を使ったスマート照明の導入の可能性も提案した。スロバキアでは照明音響ソリューション大手コロッセオEASと官民提携によるスポーツ競技施設刷新プロジェクトで交渉した。このほか、初期ガン細胞の認識・診断のための抗体製造、電池製造、自動車業界向け自動化およびデジタル化の事例研究など、プロジェクト実施を検討している企業が複数あるという。

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