ポーランド、日曜閉店法緩和を検討

ポーランド政府は13日、日曜閉店法の緩和を検討していることを明らかにした。新型コロナウイルスの新規感染者が連日、過去最多記録を更新していることを受けたもので、小売店の開店時間を延ばして混雑を防ぐ狙いがある。

ポーランドは2018年に日曜の営業を月2回禁止する閉店法を導入。19年には禁止が月3回に拡大され、今年初めからは基本的にすべての日曜日に適用されている。クリスマス前、イースター前の繁忙期を含めて年7日に限って開店できることになっている。

同国では10月最初の週末から◇屋外を含む公共の場でマスク着用義務化◇パーティーの参加人数は75人以下◇年配者専用の買い物時間(毎日10~12時)の設定◇新規感染率の高い「レッドゾーン」地域では飲食店の22時以降の営業を禁止――といった措置を導入している。

保健省は14日、大都市を含め、約100の郡を「レッドゾーン」に指定することを検討中だと明らかにした。現在指定を受けているのは36郡。ポーランドには380の郡がある。

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