フィンランド軍需大手パトリア、ラトビアで金属部品を現地生産

フィンランドの軍需大手パトリアは5日、ラトビアにおける車両部品生産で現地の金属加工メーカー、EMJメタルスと契約を交わしたと発表した。フィンランドとラトビアの両政府およびパトリアが先月結んだ装甲車の研究開発(R&D)協定に基づき、サプライチェーンにラトビア企業を組み込む狙い。

EMJメタルスは2010年の創業で、シートメタル加工を得意とする。昨年の売上高は1,500万ユーロで、このうち38%を輸出が占める。従業員数は90人。過去5年間に400万ユーロを投じ、機械設備を強化した。

パトリアはフィンランドの防衛大手で、フィンランド政府が50.1%、ノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス・アンド・エアロスペースが49.9%を出資する。昨年の売上高は5億750万ユーロだった。雇用数は3,000人。

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