チェコの9月鉱工業生産1.5%減、自動車が回復して下げ幅を縮小

チェコ統計局(CSU)が6日発表した9月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.5%減少し、下げ幅は前月から4ポイント縮小した。主要産業の「自動車」が前月の8.1%減から4.9%の増加に転じたことが大きい。「ゴム・プラスチック製品」(4%増)、「食品」(4.8%増)、「基礎医薬品・医薬品製剤」(7.8%増)も好調だった。

「電気・ガス・スチーム・空調」(7.5%減)は下げ幅が前月から6.8ポイント拡大した。「機械・設備」(8.3%減)と「機械設備の修理・設置サービス」(14.3%減)も振るわず、「コンピューター・電子・光学機器」(0.8%減)は前月の1.6%増からマイナスに転じた。

9月の新規受注高は前年同月比で4.8%増加した。税込平均賃金は4.8%上昇している。

同国の鉱工業生産高は新型コロナの流行を受けて4月に35.1%減と大きく落ち込んだものの、その後は下げ幅が縮小傾向にある。

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