トルコ、時短手当を3月末まで延長

トルコのエルドアン大統領は1日、新型コロナの世界的流行(パンデミック)で打撃を受けた企業に対する賃金助成措置(時短手当)を延長する政令を布告した。年末の期限を3カ月延長するもので、給付申請を月末まで受け付ける。

賃金助成措置は今年3月に導入された。時短労働者の賃金の6割を1,752~4,381リラ(223~558米ドル)の範囲で政府が負担する。4月に導入された解雇禁止措置と同様、エルドアン大統領が来年7月までを限度として3カ月ごとに措置を延長する権限を有している。

トルコ政府は新型コロナの新規感染者・死者数が急増していることを受けて、1日から平日夜間(21~5時)及び週末(金曜21時から月曜5時)の外出を禁止した。製造業、運輸、医療、農業、林業など特定の業界は営業が認められる。

65歳超、20歳未満の者は外出が許可されている時間帯(平日のあらかじめ決められた3時間)でも公共交通機関の利用が禁止される。冠婚葬祭の出席者は30人まで。

保育園・幼稚園、公共浴場・サウナ、マッサージサロン、プール、アミューズメントパークなどは閉鎖された。飲食店ではテイクアウト販売も禁止され、出前のみが許されている。(1TRY=13.29JPY)

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