ユーロ圏の7-9月期GDP、12.5%増に下方修正

欧州連合(EU)統計局のユーロスタットは8日、2020年7-9月期の域内総生産(GDP)の改定値を発表した。ユーロ圏のGDPは前期比12.5%増。11月中旬に発表された改定値の12.6%増から0.1ポイント下方修正されたものの、前期の11.7%減から急回復し、上げ幅は統計が開始された1995年以降で最大となる。(表参照)

前年同期比では4.3%減。0.1ポイント上方修正された。EUは前期比11.5%増、前年同期比4.2%減で、前期比は0.1ポイントの下方修正、前年同期比は0.1ポイントの上方修正となった。

大幅なプラス成長は、4-6月期にコロナ禍の影響で過去最大のマイナス成長となった反動によるもの。ユーロ圏では個人消費が前期比14%増、設備投資が同13.4%増、輸出が同17.1%増となり、マイナスだった前期から急回復した。

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