ブルガリアにスパコン設置、欧州プロジェクトの一環で

ブルガリアの企業連合「ペタスケール・スーパーコンピューター・ブルガリア」は12月14日、欧州連合(EU)の「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」の一環として、ブルガリアで高性能コンピューター(HPC)の設置・運営を正式に受託した。受注規模は1,150万ユーロ。ブルガリア政府とEUが共同で投資する。5月に稼働する予定だ。

採用されるHPCは、仏ITコンサルティング大手アトスの「ブルセクアナ(BullSequana) XH2000」で、計算能力は4.44ペタフロップスを上回る(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)。企業連合を率いるソフィア・テックパーク内に設置され、やはりEuroHPCの枠内で整備されるルクセンブルグ、スロベニア、チェコ、ポルトガルのHPCと補完・連携しながら、欧州の研究開発能力を支える柱の一つとして機能する。

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