アマゾンがポーランド語サイトを開設、地場最大手との競争激化

ネット通販大手の米アマゾンは2日、ポーランド語サイトを開設した。これまで同国の利用者はドイツ語サイトで注文する必要があったが、今後は現地語で注文できる。同国では電子商取引(EC)市場が活況を呈しており、大幅な競争激化は必至だ。

アマゾンは2014年にポーランドに進出。現在までに9つの物流センターを設置してきたものの、これらは主にドイツ市場向けで、国内の消費者はドイツなど国外のアマゾンのサイトで購入する必要があった。ポーランド語サイトでは国内企業が出品する商品数万点を含む1億以上の商品が提供される。

アマゾンのポーランド語サイトが開設されることで、同国のネット通販最大手アレグロとの競争が激化するとみられている。このため一部にはアレグロが送料無料サービスを拡大する必要が出てくるとの見方がある。同社は声明の中で「我々は顧客本位に行動する」と述べるにとどめ、アマゾンについては直接言及しなかった。 アレグロは昨年10月にワルシャワ証券取引所に上場した。

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