ヴィテスコ、ハンガリー新工場で操業開始

独自動車部品大手のコンチネンタルは2月26日、パワートレイン子会社ヴィテスコ・テクノロジーズがハンガリー新工場の操業を開始したと発表した。電気自動車(EV)からプラグインハイブリッド車(PHV)、内燃機関車まであらゆるタイプの車両向けにハイテク電子機器とトランスミッション用センサーを生産する。

同国東部のデブレツェンに7,000平方メートルの新工場を開設した。投資額は約1億ユーロ。オーバーモールディング・コントロールエレクトロニクスや、マイルドハイブリッド車用の48ボルト・ベルト駆動スターター兼ジェネレーターを製造する。

オーバーモールディング・コントロールエレクトロニクスは従来のトランスミッション制御ユニットに比べ約45%軽く、堅牢性が高い。製造工程数が大幅に少ない利点もある。電子機器がハウジング内に配置される従来の電子制御ユニットと異なり、プリント回路基板上に配置された電子部品が完全に樹脂に埋め込まれている。ハイテク部品が樹脂でモールドされているため、強い振動への耐性が高まり、堅牢性が向上した。独ニュルンベルク工場では2020年春から生産している。

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