ルフトハンザ―過去最大の赤字に―

航空大手の独ルフトハンザは4日、2020年12月期決算の純赤字が過去最大の67億2,500万ユーロとなったことを明らかにした。コロナ禍の直撃を受けた格好。前期は12億1,300万ユーロの黒字を計上していた。

コロナ禍で乗客が75%減の3,640万人へと激減した。売上高は63%減の135億8,900万ユーロ。営業損益(EBIT、調整済み)は前期の黒字(20億2,600万ユーロ)から54億5,100万ユーロへと大幅に悪化しており、売上高営業利益率は5.6%からマイナス40.1%へと急低下した。

貨物部門は好調で、営業利益は前期の100万ユーロから過去最大の7億7,200万ユーロへと拡大した。運賃が大幅に上昇したことが大きい。

12月末時点の従業員数は11万65人で、前年同日の13万8,353人から20%減少した。今期はさらに1万人以上を整理する予定だ。

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