トルコ造船大手セフィン、ノルウェーに電気フェリーを供給

トルコの造船大手セフィン(Sefine)が建造した電気駆動フェリーが1日、ノルウェーで運航を開始した。4.3メガワットのバッテリーで駆動する世界最大級の電気フェリーとなる。現地の船舶運航会社バスト・フォゼーン(Basto Fosen)が、国内で船舶交通が最も活発な南部沿岸のモス-ホルテン地方で運航する。

電気フェリー「バスト・エレクトリックNB48」は車両搭載数が200台、乗客数が600人。ノルウェー中部トロンハイムにある独シーメンスのバッテリー工場がバッテリーと高速充電システムを供給している。 セフィン造船所は2005年の設立で、マルマラ海東岸に拠点を構え、船舶の建造、保守整備、改装を行っている。ノルウェーでは昨年、船舶運航会社ボレアルからも電気フェリー5隻を受注した。全長35メートル、最大幅8メートルの多層甲板型で、最大乗客数は350人。今年11月からオスロ・フィヨルド湾の島を結ぶ航路に投入される計画だ。

船舶はトルコの対ノルウェー輸出品目の柱で、クルーズ船、観光船、貨物船、漁船などを主に輸出している。

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