中国のバイオ企業、ロシアの新型コロナワクチン生産へ

ロシア直接投資基金(RDIF)は29日、中国のバイオ企業である深セン源興基因技術
公司(Shenzhen Yuanxing Gene-tech)と新型コロナワクチン「スプートニクV」の
現地生産で契約を結んだと発表した。5月にも商業生産に移行し、最低6,000万回分
(3,000万人分)の出荷を予定する。契約金額などは明らかにされていない。
スプートニクVは英字医学誌『ランセット』が先月、最終段階の第3相試験で91.6%
の感染予防効果が確認されたという結果を発表したことで信用性が高まった。RDIF
によると、これまでに世界57カ国(人口合計:15億人)で承認を受けた。
RDIFのキリル・ドミトリエフ総裁は中国での生産開始について「スプートニクVの
高まる需要に応える」と狙いを話している。

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