トルコの自動車部品メーカー、キュチュコグル(Kucukoglu)・ホールディングが米電気自動車大手テスラの中型SUV「モデルY」に車体の板金部品を供給する。8日付の日刊紙『サバー』が報じた。契約期間は5年で、取引額は4,000万ユーロ。
北西部のコジャエリ県ゲブゼに持つ工場で部品を生産する。同社はこれに向けて200万ユーロを投資したほか、新たに50人を雇用した。製品はテスラが「モデルY」を生産する独ベルリン近郊のグリュンハイデ工場に今年末から出荷される見通し。
キュチュコグルは1985年の設立で、従業員は1,600人。国内ではイスタンブール、ブルサ、アダパザル、国外ではスロベニアに自動車向け金属部品工場を持つ。建設、小売り分野でも事業を展開しており、傘下の自動車販売会社アクトイ・オートモービルはトルコで最大のトヨタの認定ディーラーとして知られる。